メリケンパークのセッションで出逢って、Sweet Coast Kobeのベーシストタクちゃんと仲良くなり始めた頃でした。Liveで演奏を依頼して、その打ち合わせ。彼と三ノ宮で待ち合わせた時でした。

「よさそうなお店あるんです。そこ行ってみたいんですけどいいですか?」

コーヒー好きのタクちゃんに連れられて入ったお店がSouldrip coffeeでした。当時は三ノ宮駅近くのBARの昼間を間借りして営業してました。まだ間借りがメディアで取り上げられる何年も前だったので、そういう感度も当時からめちゃくちゃ高かったなぁって思います。

最初はフレイバーが入ってるのかと思いました。コーヒーの名前は忘れましたが、ストロベリー何ちゃらって名前で、僕が注文したコーヒーは、コーヒーらしい苦味と香りに混じって苺の風味がしたんです。

びっくりしたので店主を捕まえました。彼は僕に、豆の種類、焙煎の具合、抽出方法、抽出時間、抽出温度が揃えば、苺の風味がするって教えてくれました。学生の頃に作品を聴いて、ラッパーとしての僕を知ってくれてたようで、彼は彼で驚いてた。レコードにも精通してて、タクちゃんとも話し弾んでて。。

なんだか特別な出会いでした。

体調くづして、長く休んでいたのですが、最近そのSouldrip  coffeeのフジシロくんがバージョンアップして活動を再開しました。なんと、今回そのSouldrip  coffeeとBARじげんのコラボレーションが実現しました!!

前置きは立体的でしたが、平たく言うとフジシロ君がBARじげんにコーヒーを淹れに来てくれます!!

果実味のある浅煎りと、コクのある深入りをハンドドリップで、その時特有の空気感、居合わせた人たちの息づかい、印象的なシーンを、香りと一緒に記憶してもらえると思います。

是非に。