「俺、説明するのとか苦手なんです。」

竹下将貴写真展「世の常」の最終日、「じげんの部屋」をやって来ました。

人に話すのは得意ではなかったと思います。それでも包み隠さず、自分の言葉でほんとにいろんな話をしてくれました。最後の方、本人の照れもあって演奏に走ってしまいましたが。笑

彼の話は丁寧で、その時の感情の動きがちゃんと伝わってきた気がしました。寒空に1人、電車に乗る時の息づかい、出会った人たちとの交流、家族への想い、そんなんの映像がちゃんと見えて、俺もなんかたぶんですが、すごくいい歌が歌えました。写真家、どんなセッション(コミュニケーション)になるのか、自分も想像出来ませんでしたが、控えめに言ってすごくいいコラボレーションになりました。

竹下将貴が初めてのひとも好きに、以前から知ってる人は今まで以上に好きになってくれたんではないかなぁと思います。ご参加ありがとうございました。

スポットのイベントに「あれってどう言うイベント?」って覗きにきてくれる人もチラホラ出てきて、もちろんどうなるかはゲスト(主役)と俺(脇役)と集まった一人一人(目撃者)次第なので説明出来ないのではありますが。。

そんな人が帰りに購入した竹下将貴の写真を大事そうに持ってるのとか観ると、すごく満たされて悪い気しなかったです。

 

ドネーションって言うんですかね?

「欲しい人に持っていて欲しい。」

本人の意向で、追加刷りはなしの世界に一枚。←すごくわかる! 値段は作品を欲しい人が自由に決めるというやり方でした。

自分の活動や作品になら簡単に値段つけられるのに。。  たぶん一回数字になって、その結果も全部知ってるから、このくらいって、自然に決まっちゃうんですよね。たぶん。

将貴の個展の3日目に一度行ったんです。

俺は彼の作品に値段を付けることができませんでした。10円にしても、1000円にしても、10000円にしても、100000万円にしても、それ以上じゃなくなってまう。制作するってどんな感じか知ってるし、どんな人に認められたいとか。。  いや、もちろん言い値を付けるにあたって、そこに自分の汚ったない見栄やプライドも干渉してきます。これが1番厄介。

俺はひとまずいろんな感情が交錯する“踏み絵”から逃げました。苦笑

俺がちゃんと向き合えず、イジイジしてる間に展示作品は完売という。

結婚できん男ってそういうのなんやろな。笑

 

写真展、将貴は毎年やるって言うてました。

戦って、戦って、俺もまたそこに居場所を作れたら、今度はちゃんと向かいあおうと思います。

今度はちゃんと価値付けたる。笑

 

 

写真もらったら、後でここにアップしますね。